日々書くための場所

もの書きに憧れる人のブログです

公園

近所に割と大きな公園があって

数年前までは毎日のように散歩をしていた

愛犬と一緒に

 

その愛犬が天に召されて

しばらくはその公園を見ることも

辛かった

 

記憶が和らいでくる頃

思いでを確かめるかのように

また公園を歩く

家から数メートルしか離れていないのに

空気が澄んでいて

行かなかった時間なんて

なかったかのように

あのときのままの

ただ愛犬がいなくなっただけ

 

思いでは

そんなに心地の悪いものではなく

清々しい空気とともに

そこここにあった

 

愛したものを失うとことは

とてつもなく 

辛く寂しいことだけれど

日常は

思いでとともに

こんなにも 温かいものなのだと

その公園へ行くたびに

ほっこりと心満たされるのだ

 

これは愛犬が残してくれた宝物